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ニュース:BMBF次世代技術6Gの研究ハブ4拠点がドイツに誕生
カルリチェク大臣「6Gで世界一を目指す」 ドイツ連邦教育研究省(BMBF)は、第6世代移動通信規格(6G)の研究を担う国内4ヵ所のハブを選出しました。各ハブでの研究は2021年8月に始動し、それぞれの調整機関としてドイツ人工知能研究センター(Open6GHub)、フラウンホーファー通信研究所、ハインリッヒ・ヘルツ研究所 (HHI)(6G-RIC)、アーヘン工科大学(6GEM)およびドレスデン工科大学、ミュンヘン工科大学(6G-Life)が名を連ねています。4つのハブは計約50の産学パートナーの参画のもと、BMBFが提唱するドイツ6G研究イニシアティブの基礎を築くことになります。
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在独ジャーナリスト 熊⾕徹⽒から見たドイツの研究開発ドイツ政府が量子コンピューター技術の開発と実用化に尽力
2021年7月15日 【文:熊谷 徹】 2021年6月15日、あるニュースがドイツだけでなく欧州の科学界や産業界の注目を集めた。シュトゥットガルト近郊のエーニンゲンのフラウンホーファー研究所に、欧州で初めて、商業目的にも利用できる量子コンピューターが設置されたのだ。IBMの「Qシステム・ワン」と呼ばれるこの量子コンピューターは、科学者だけではなく産業界に対しても公開され、研究や実験に使うことができる。
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在独ジャーナリスト 熊⾕徹⽒から見たドイツの研究開発コロナワクチン開発でドイツのイノベーション力を世界に示したビオンテック
2021年7月1日 【文:熊谷 徹】 ビオンテックは、ドイツのスタートアップ企業の中で最も成功した例の一つとして、歴史に残るだろう。同社は世界で初めて新型コロナウイルス・ワクチンの承認を受け、何百万人もの人々の命を救っている。ビオンテックは、大学での長年の医学研究が人類にとって重要な製品を生むベンチャー企業として結実した例であり、技術革新力を成長の源泉とする、ビオンテックは、ドイツの中規模企業(ミッテルシュタント)の鑑である。
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概要:ドイツ連邦共和国大使館量子技術 ― 日本における研究状況
駐日ドイツ連邦共和国大使館は、日本における量子技術に関する概要を発表しました。
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東と西をつなぐ ― ショートインタビュー佐々木哲也氏 / ミヒャエル・ヘヒテル氏
シリーズ「東と西をつなぐ ― ショートインタビュー」では、日独の研究協力に携わる方々を紹介するとともに、協力が成功する方法や分野について伺います。 今回は、さいたま市産業創造財団の佐々木哲也事務局次長と、フリードリヒ・アレクサンダー大学エアランゲン=ニュルンベルク ファクトリーオートメーション&プロダクションシステム研究所で研究助手を務めるミヒャエル・ヘヒテル氏をお迎えしました。
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レポート:バーチャルシンポジウム危機への対応- 新型コロナウイルスパンデミックがもたらす心理社会的影響
コロナ危機は、日本でもドイツでも多くの面で社会に打撃を与えています。健康被害に加えて、失業、貧困の拡大、うつ病、孤独、さらには家庭内での対立といった重大な社会的・心理的影響ももたらしました。
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在独ジャーナリスト 熊⾕徹⽒から見たドイツの研究開発Future of Work―デジタル化で未来の働き方はこう変わる
2021年6月16日 【文:熊谷 徹】 2020年春から続いているコロナ禍は、日独で働き方を大きく変えつつある。デジタル化、リモート化、AIの普及、ロボットの導入が加速されている。特にドイツでは、コロナ禍が将来終息した後も、テレワークが通常の勤務形態の一部になるという見方が有力だ。さらに、将来インダストリー4.0を深化、普及させることで、金融サービス・IT企業だけではなく、製造業にもテレワークを拡大することが重要な課題となっている。