2019年DWIH主要テーマ:「人工知能」

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世界では、様々なテーマについて議論が交わされていますが、なかでもとりわけ活発なのが、人工知能(AI)についてです。ドイツ 科学・イノベーション フォーラムが、2019年の活動内容にAIを取り上げたり、DWIH拠点国でAIの核心部分の研究を推進しているのは、こうした背景があるからです。

グローバルなつながり

研究・技術革新に力を入れているドイツでは、人工知能というテーマに絡んだ様々な課題が研究テーマとして取り上げられています。ドイツ 科学・イノベーション フォーラム(DWIH)の全拠点5カ国でも、科学・研究分野におけるAIについて、あらゆる視点からその可能性が探られています。将来を見据えた重要なテーマであるAIについて、学際的・国際的な交流を育むフォーラムということなら、DWIHほど適したところはありません。

DWIHネットワークの理事会は、そこで、人工知能を2019年のDWIH全拠点5カ国の包括的な主要テーマに設定しました。各DWIHは支援団体と協力しながら人工知能に関する様々な研究に取り組み、今後の更なる協力体制の準備を進めています。

DWIHネットワークの年次主要テーマは「人工知能」

DWIHが選んだ2019年の主要テーマについては、DWIHネットワークのウェブサイトで詳細をご確認いただけます。

日本:流動的社会

人工知能は、日本の科学技術戦略計画で立案されたコンセプト、「Society 5.0」の中心項目のひとつです。
「現在日本は、特に人工知能の分野において急速な進歩を遂げています」とドイツ研究振興協会(DFG)の日本支部長であるヨォーク・シュナイダー博士は言います。

Dr. Jörg Schneider, DFG
「日本での人工知能分野の研究は、ドイツの研究に比べ、実用性志向が高いです。主要テーマとしては、無人運転車両や、高齢者増加による人手不足の傾向を見越した介護産業における人工知能の利用などが挙げられます。」
ヨォーク・シュナイダー博士、ドイツ研究振興協会(DFG)の日本支部長

 

 

DWIH東京、人工知能に関する議論を推進

2018年11月に開催された、人工知能 – 国家間における研究及び応用:第1回人工知能に関する日独仏合同シンポジウムでは、DFGも、DWIHのサポーターとして重要な役割を果たしました。研究費の助成とシンポジウム関連のプログラムを実施したほか、国立研究開発法人科学技術振興機構(JST)やフランス国立研究機構(ANR)とのサイドミーティングを開催しました。その結果、2019年4月に、AI分野での研究協力基本合意書が取り交わされ、2019年6月末には、三国共同研究の公募が発表されました。

DWIH東京では、以下をはじめとするAIシンポジウムのフォローアップイベントを開催する予定です。①「日独仏合同コンファレンス AI for SDGs – 環境問題の解決に向けた人工知能(AI)の活用とは?」(2019年10月)、②「AIとヘルスケアに関する日独仏フォーラム」(2019年12月)。第2回日独仏シンポジウムは、2020年11月を予定しています。