ナノアート写真展 ドイツの大統領が視察

2011年10月25日、ナノアート写真展”nanoArt from Germany”と日独ワークショップ”Nanomaterials for Energy Applications”が筑波大学において開催されました。日独交流150周年を記念し来日中のクリスティアン・ヴルフ ドイツ連邦共和国大統領は、筑波大学の山田信博学長と共にナノアート写真展を視察しました。その後記念講演を行い、質疑応答の時間には学生との有意義な意見交換が行われました。

ナノアート写真展”nanoArt from Germany”では、肉眼では見ることのできない電子顕微鏡を通したナノ(10億分の1)の世界を捕えた写真を41点展示しています。これらの写真はドイツのナノテクノロジーの研究機関で撮影されました。大統領はCenter for Nanointegration Duisburg-Essen(CeNIDE)理事のアクセル・ロルケ氏の説明に興味深く耳を傾けていました。本写真展は10月28日(最終日は12時閉場)まで開催しています。

午後からはドイツ 科学・イノベーション フォーラム 東京、CeNIDE、筑波大学、つくばイノベーションアリーナ(TIA Nano)の共催で日独ワークショップ”Nanomaterials for Energy Applications”が開催されました。日本とドイツのエネルギー分野におけるナノ材料の応用の可能性について、日独両国の専門家による活発な議論がされました。

筑波大学山田学長とデュイスブルク・エッセン大学ヨルク・シュレーダー副学長は、本ワークショップを機に、両大学の研究者や学生間の交流や共同研究実施などの交流協定締結に向けた協議の覚書きに署名しました。